映画について私が全然知らないいろいろな事柄

@ohirunemorphine が、だらだらと映画についてあれこれ考えます。

『フィガロ・ストーリー』掘り出し物のパンフ。

昔、深夜のテレビで観た映画。

記憶も薄らぼんやりしているのに、

ところどころだけ覚えている、あの映画。

 

そんな映画の数々、

皆さまにもおありでしょう。

 

私は今、一箱古本市、最近で言うとブックマンションの一室(サイズA4×A4程度)を借りて店主(仮)ごっこをしております。

主に90年前後の音楽雑誌GBや、映画特集のある雑誌、映画パンフなどを出しております。

 生きてる時の尾崎豊の表紙のやつとかツアーの記事とかあるよ

 デビューまもないB'zとか

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ここに出すために、古書店の映画パンフコーナーをまめにチェックしているのですが、

 

意外な珍品が発見されました。

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フィガロ・ストーリー』(1991)!

これ、パンフあったんだ!

www.amazon.co.jp

 

90年代前後。

この頃パイクカーのブームがあったのを覚えてらっしゃる方いらっしゃいますよね?

 

日産「フィガロ」もそのひとつ。

ja.m.wikipedia.org

大変な人気車種でした。

発売から30年経った今もなお人気を保ち続けているクルマです。

なお中身は初代マーチ

 

キャッチコピーは

「東京ヌーベルバーグ」 

誰が考えたんでしょう、こんなオシャンティなコピー。

検索してみたらカタログもめっちゃオシャレでした。

 

まぁ「ヌーヴェル・ヴァーグ」という言葉じたいはたいへん汎用性がありますが

  ALFEEさんのアルバムにもあるよな

  およそおしゃれとは程遠い歌謡プログレなおじさんたちですけど

 (言うても箱推しやで) 

 

フィガロ・ストーリー』は、このクルマのための映画なのです。

 映画の中に商品の宣伝紛れ込ませるのはちょいちょいありますが

 宣伝のためだけに一本映画作っちゃうなんて

 すごい時代だったんですなぁ

 

しかし、クルマと映画の相性の良さは言うまでもありません。

数々の名車と映画について、語り倒せる方もいらっしゃるでしょう。

 新旧MINI、フィアット500、スバル・インプレッサWRX

 楽屋のように改造された白いリムジン……

 

   うっすらとした記憶の中、『フィガロ・ストーリー』のシーンは、

 街角ですれ違っていく2台のフィガロ

 夜の図書館の閲覧室や

 いちいちバチっと決まっているんですね

 

ニューヨーク、東京、パリ。

三都物語のオムニバス。

アレハンドロ・アグレスティはちゃんと観たことがない(不勉強)ですが、

林海象クレール・ドゥニが撮ってるとは、

もう一度ちゃんと観たいですね。

 

ソフトあるらしいから探してみよう。

そして

 

ドゥニ『Keep it for yourself』はこちらで観られますよ!

youtu.be

 

なおこのパンフ、

東武東上線ときわ台駅前BASEのブックベース14号に出品しています。

次行ってもし残ってたらちょっと値段釣り上げちゃいそうな珍品ですので、

気になった方は是非お立ち寄りくださいませ。

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