【余談】フェブラリーステークスで思い出した。【映画の話だよ】
昔、わたしは競馬が好きだったのです。
しかし馬券のセンスは皆無であり、仲間はわたしが記入したマークシートを「いか予想」と呼びくさり、
わたしが買う馬券を外して買いやがるのである
実際、鉄板で武、という場面でも
いかちゃんが買うと武でも飛ぶわ
ええ、飛ばした回数は数知れず。
土日がない仕事になり、贔屓の騎手も引退し、個性的な馬がいなくなり、わたしは今は全然競馬をやっていません。
最近の若いモンに「昔はなぁ…」とやってる時わたしは立派なおっちゃんであります。
2/17。
第36回フェブラリーステークスが開催されました。
話題は
1200までなら強いけど…という評価の馬でしたが、
見事な後方一気、5着入賞!
初めてJRAに女性騎手が誕生した頃に競馬にハマっていた自分にとって感慨深いものがあります。
ちょっと泣いてもいいですか。あれから何年たったんですか。
この藤田騎手の師匠が、根本康弘調教師です。
騎手時代の戦績は235勝。え?というほど「勝ち鞍」は多くありません。
わたしもその全盛期は流石に知りません。
しかし。この内容が凄い。
中山大障害3勝
そして
ダービージョッキーでもあるのでした!
濃すぎるわ。
メリーナイス。栗毛四白流星という派手な馬体に、鞍上根本の「ヨーロピアン」と呼ばれる
へんな
乗り方。6馬身差の圧勝だったそうです。
流石にわたしも観てないので動画をどうぞ。
わたしが競馬にハマり始めて間もなく、根本騎手は調教師に転身しました。
面白くて面倒見がいい人なんだろうなぁ。
マーチS、アミサイクロンで大穴をあけ、茶髪にピアスと当時珍しかった(いまだってそんなにいるとは思えない)いでたちで、別の意味で注目された平目騎手が、引退後根本先生の調教助手になったのでした(平目さん…悲しいことに自殺しちゃったんですよね…いつぞやのオークスかなんかのパドックで、ものすごいロックスターな姿で馬を引いていたのを思い出します)。
16年ぶりにデビューした女性騎手、藤田さんがいい感じに勝ち星を挙げられているのはきっと根本先生のおかげもあるんだと思います。所属騎手3人も抱えてるってすごい面倒見のよさだよ!
で、なんで私が映画ブログで競馬の話をしてるんでしょうか。
杉田成道監督『優駿 ORACION』(1988)に、この根本先生、オラシオンの主戦騎手役で出てるんだそうです!ちゃんと役名もあるよ!
なぜ律儀に伝聞調で書いてるかというと、わたしこの映画観てないからですw
劇中の日本ダービーのシーンは、この第54回日本ダービーの実際の映像が使用される予定だったそうです。優勝馬をオラシオンに見立てるやつ。
しかし、この時の1番人気はマティリアル。全然メリーナイスはマークされていなかったのはご覧のとおり。
さらに、マティリアルとメリーナイスは毛色からして全然違うため、マティリアルが勝つ、と想定して準備された仔馬を探しなおす羽目に陥ったそうです。ウィキペディアより。
ゲート開いたら落馬
なるオモシロをしでかしたやつでもありますが、
これも使われているそうで。
このシーンがらみで、根本騎手ちゃんとセリフあるんだそうです!
俳優根本康弘!
ごめんなさい久しぶりに競馬の話したかっただけなんです。
そんだけなんです。