映画について私が全然知らないいろいろな事柄

@ohirunemorphine が、だらだらと映画についてあれこれ考えます。

東京国際映画祭・東京フィルメックス2018 極私的みどころ(後半)。

TIFFチケット発売されましたが、

 

案の定鯖落ちから始まるw

いい加減学習していただきたいものですが、

むしろ観客が学習したとも(私は発売時刻には寝てたか仕事してたかどっちかでしたよ

 

どうせ時間通りにアクセスできんよ

そして

 

どうせ戻り出るよ……

(『ROMA』の劇場公開結局なさそうってのが……)

 

戻りを……戻りを待つのです……マメにページをチェックするのです……

 

さて。

秋の例大祭第2弾・東京フィルメックス

 

すげぇ!

すげぇよ!

スポンサー変わってどうなることやらと思ったけど

むしろやりたい放題じゃん!いいぞもっとやれ!

 

しかし

このすごさをどう伝えたらいいのか

わたしの乏しい語彙力ではおぼつかない。

 

まずコンペ部門をしげしげ眺めてみる。

東京フィルメックス・コンペティション(全10作品) | 第19回「東京フィルメックス」

 

例えば

セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ『アイカ』。

この監督すでに『トルパン』(2008)でTIFFグランプリ獲ってるし、

この作品じたいカンヌで最優秀女優賞を獲ってる。

また、フィルメックスおなじみペマツェテン『轢き殺された羊』。

すでに『オールド・ドッグ』(2011)でグランプリ、『タルロ』(2015)で作品賞・学生審査員賞。

そして今作はヴェネチアオリゾンティ部門脚本賞

プロデュース、ウォン・カーウァイですってよ。そそられませんか?

  

しかしわたしは過去上映された2本とも見逃している……なぜだ……こればっかりはタイミングなんですぅぅぅ

大慌てで『静かなるマニ石』(2005)を観に行ったものであります。

 

      てか過去作観る機会欲しいわ

 

かように比較的ヴェテランと言える監督と

初長編作、とか、2本目、とかのフレッシュな顔ぶれが混在します。

 

ホー・ウィディン『幸福城市』。

これは中華圏電影好き皆々様が激推しでした。

不勉強にして監督は知らなかったのですが、キャストが

李鴻其(リー・ホンチー)……(『酔・生夢死』(2015)の「ネズミ」!どうしてももう一度観たかったのでがんばって観た!)、高捷(ガオ・ジエ)、丁寧(ディン・ニン)、尹馨(イン・シン)……に加え、

Maydayの石頭(Stone)ですって!そら推すわ!

 

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ビー・ガン『ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト』。

ワンカット長回し映画が最近話題ですが(ポンっ‼︎

この作品も1時間の長回し しかも

3D

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ですってよ。

 

てーことは有楽町朝日ホールの皆さんに3Dメガネが配られるのかしらね。あのレトロな場内に青と赤の浮かれメガネがぎっしり、という光景が見られるのかしらね。

というのはともかく、予告編超かっこいい!これ観たいなぁ。

 

さて。これを忘れてはいけません。

フー・ボー『象は静かに座っている』。

 

 

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これについてはちょっと私は黙っていた方が良さそうです。

ティーチインは絶対聞き逃せないと思います。

4時間の長尺ですが、観なくてはならない作品だと思います。

 

他にもヴェネチアオリゾンティ部門で最優秀作品賞を獲った、プッティポン・アルンペン『マンタレイ』、ロカルノで上映された3本、柳楽優弥を主演に迎えた作品など、どれもこれも、全部観たい!

   やろうと思えばできちゃうけど

  その間働けない!どうしよう!(働けよ)

 

続いては特別招待作品部門。

特別招待作品 | 第19回「東京フィルメックス」

これもまた

 

痒いところに手が届きまくったラインナップ

 

オープニングがホン・サンス、オープニングじゃないのももう1本(どんだけ撮りまくってんだよ!どんだけキム・ミニちゃんがかわいいんだよ!)

クロージングがジャ・ジャンクー

 

アモス・ギタイリティ・パンスタンリー・クワンブリランテ・メンドーサ

昨年は俳優としてのご参加だったティエン・チュアンチュアン

そしてそしてツァイ・ミンリャン!やった!

ちょっともうこれは。ねぇ。

 

とは言っても今わたし監督名しかつらつらあげてないよね。

「監督で観る」層を掴んでる監督たちだよね。

安心と信頼のブランド揃えました、って感じ。

 

とは言ってもアモス・ギタイって劇場公開あったかしら。

調べたら1本しかなかった。

他にも「必ず劇場でかかります」って約束されてる監督は1人か2人しかいない。

ホン・サンスですら今年まとめて上映されるまではしばらくかからなかった。

ツァイ・ミンリャンですら劇映画を作らない限りはあやしい。

ここでしか観られないんかもしれないのですよ。

 

さらにさらに、サンセバスチャン映画祭受賞作 奥山大史『僕はイエス様が嫌い』これは面白そうだなぁ。

 

今年の特集上映はアミール・ナデリ。

特集上映 アミール・ナデリ | 第19回「東京フィルメックス」

西島秀俊さまがボッコボコにされるのがたまんない『CUT』(2011)でご覧になった方も多いことかと思いますが、

劇場に入ると必ず監督がどこかにおり、

 

 

劇場の鎮守の神ナデリン

的な

おれの中ではすっかりゆるキャラ的な存在として認識されていますが(すみません)

1070年代からのながーーーいキャリアを持つイラン映画の巨匠であります。

言うまでもねぇや

 

今回、初期作品『ハーモニカ』(1974)『期待』(1974)と、

今年の2本『華氏451』(脚本アミール・ナデリ 監督ラミン・バーラニ)『マジック・ランタン』が上映されます。

ちょっと概要を読む限り、『CUT』や、『山<モンテ>』(2016)とは違った感じなのかしら。あの2作はめちゃくちゃハードボイルドでございましたなぁ。

 

ざっと駆け足でご紹介してまいりましたが、

まぁ春先のスポンサー関連のゴタゴタで我々をざわつかせた後

この力の入ったラインナップでございます

ありがたく拝見し、

 

そして来年その次も無事に開催されることを祈りましょう……

そしてそのために私たちに何ができるかを

ちょっとだけでも考えた方がいいんじゃないかな、ともふと思いました。

 

真面目かよ。

 

 

注・人名の表記は今回東京フィルメックスからの公式リリースに従いました。

  ご興味を持たれ検索された方やお詳しい方お気付きのように、

  各サイトによって表記に揺れがあります。

  

  まぁもろもろ基準になるのはImdbなんじゃないかね(困惑)