映画について私が全然知らないいろいろな事柄

更新がとまっていますが @ohirunemorphine が、だらだらと映画についてあれこれ考えます。

すごい独立系のみなさんのはなし。その4

 前回「ここについて書こうか」と思っていたところについては、あまりに闇が深いので見送ります。

深入りしない方がいいことってあるよね!

で、「ここ忘れちゃいかんだろ」ってところがあった。

 

実は配給とか上映とかの権利のことがよくわかっていない。

おはずかしい。

 

しかし、

「権利がらみで観られない」とか

あまりにしょっちゅう聞くので、なんだか

 

「権利ってエライんだ…」

 

という感覚に襲われる。

(これは昔、仕事で研修の一環として「1953年問題」というやつを聞いたことがあるからかもしれない。「ローマの休日」とか「シェーン」とかですよ)

(あと私が長年恋い焦がれている映画が「権利がらみで日本で上映できない」と言われているからかもしれない。そろそろクリアになりそうです、と言われてもう干支一回りしとるぜ?)

 

閑話休題

今回は「すごい独立系のみなさま」として

「グッチーズ・フリースクール

gucchis-free-school.com

 

をご紹介します。

 

例によってハナシなんてつけてません。顔は殴らないで!

 

この8月から渋谷アップリンクにて、ジョーダン・ヴォート=ロバーツ『キングス・オブ・サマー』(2013)をロードショー上映するなど、めっちゃバリバリ仕事なさっている団体様です。

今までの配給・上映記録も結構すごい。

 

こちらが配給なさった作品で私がいたくお気に入りなのが

デヴィッド・ロバート・ミッチェル『アメリカン・スリープオーバー』(2010)ですな。

m.youtube.com

スリープオーバー(お泊まり会)。日本の感覚だと修学旅行とか、一人暮らし始めたばかりの大学生みたいな「あー非日常、なんか解放されてるぅ」感が近いかな。親の目離れて色々あったりするじゃない?

そりゃ俺だって… そんな光景横目で散々見てきましたよ!

そんな、「自分の中でもはや失われたかもしれない、良き時代」を思わせてくれる素晴らしさでした。

第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』の撮影ジェームズ・ラクストンがこの作品を撮っていた、という細かすぎる情報が流れてきたり。『ムーンライト』の映像良かったよね!

 

例によってこちらの団体様のことはよくわからないのです。

なぜ冒頭に「権利のことはわからない」と言ったのか。

配給、上映以外にも権利はいろいろありますが、こちら、この『アメリカン・スリープオーバー』の円盤化にまで手をつけているのです。

その辺の交渉とかどうしてるのよ?その辺全然わからない。

 

昨年、私が売り子として参加していた渋谷の某イベントでこの皆様がご登壇され、その時に主宰の方がすごくいろんな話されてたような気がするのですが、

正直あんまりよく覚えてないの。

「いろんな交渉メールで、「フリースクール」っていうと教育団体と勘違いされる」という、どう考えてもお得だろってハナシなさっていたことだけ記憶にある。

 

そんでその時に販売されていたムックがすごい充実度!

隣でウチもムック売ってたんだけどうらやましいくらい!買いました。ムービーマヨネーズ!

 

なお、「かわいいなぁ」と単純に思っていたこのムックのタイトルは、「カイエ・デュ・シネマ」のアンドレ・バザンが、 

「映画制作を(成分がバランスよく混ぜ合わさってはじめてうまくできる)マヨネーズにたとえた」

ということから取ったらしいのよ。

 

なんだか一緒にいた知り合いが色々教えてくれたけど全然覚えてない。

なんだかアタマよさそうな人たちばかりだなぁ、ってバカみたいな感想しか漏れてこない。

だいたいアンドレ・バザンってだけでもうバカはお呼びじゃないハイソさヒシヒシ(だけど冊子は可愛いの)。

 

そして「原題そのままカタカナにされるとバカには内容がわからない」という現象が起きております。『ビヨンド・クルーレス』ってなに?『スラッカー』とはなんぞや?

 

8月に池袋の名画座オールナイトでこちらが配給なさったこの『アメリカン・スリープオーバー』がかかるので、体力があったら行きたいなぁ、と思い、今回このように、全然縁もゆかりもない団体様を紹介した次第です。

同時上映もまた魅力的なんだよな!

 

さて、いよいよ次からは、(ほぼ)個人で映画上映している人たちから一旦離れて、別のことを書こうかな。どうしても書いておきたい作品がいくつかある。

それらも「権利絡みでなかなか見ることができなかった」映画たちです。